言葉とリズム

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「何よりお笑いには音楽性が
必要。
お笑いは間とタイミングで
決まるものなんだけど、
そのセンスはまさに音楽的センス
であり、リズム感なんだよね。
コントの会話のリズムも、
それを少し狂わすから面白い
のに、もともとのリズム感が
分かっていないと、狂わすこと
もできないわけだから。」

 

(志村けん 司会者)

 

「書き言葉」が楽譜に書かれた譜面だと
すれば、
「話し言葉」はアーティストが
舞台で披露する
ライブです。

不特定多数の読み手を想定する「書き言葉」
に対して、時間と空間を共有する相手に対する
「話し言葉」とでは、その性質が異なるのも
当然のことです。

にもかかわらず、スピーチの場面でやおら原稿を
取り出して丸読みし始める人がいます。

こうしたスピーチは譜面通りに弾く演奏と一緒で、
面白くも何ともありません。

原稿を読み上げるだけのスピーチがつまらないのは、
そこにライブ感がないからです。

言葉に長けた人たちは、たくさんの文章を
読み味わうだけでなく、実際に声に出して
音読したり暗唱したりして、音として
聞き味わう習慣を持っています。

だから、「肌感覚」として語彙の使い方や、
言葉の組立を覚えていくのです。

基本となる言葉のリズムを習得しているからこそ、
あえてリズムを崩して面白さを演出することも
できるのです。

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