まことの知恵者

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「大将が文道を好むと
いうのは、必ずしも
書物を多く読み、詩を作り、
故事を覚え、文字を
嗜むことではない。
誠の道を求め、何事につけても
吟味工夫を怠らず、筋目を
たがえず善悪をただし、
賞罰を明らかにして、
心に憐みの深いのをいう。」
  

 

(黒田如水 戦国大名)

                   

 

戦国時代の知恵者として、真っ先に名前が
浮かぶのが、黒田如水です。

黒田如水こと黒田官兵衛は、
豊臣秀吉に参謀として仕え、天下統一のために
大きな功績をあげた人物です。

しかし、あまりに能力が高過ぎることが
仇になり、天下取り第一の功績が
あったにもかかわらず、秀吉からは
警戒されてしまいます。

のちに、秀吉は家臣団との雑談の中で
次のような言葉を残しています。

「わし以外に、天下を取れる器が
あるとすれば、それは官兵衛じゃ。」

その後、九州の片田舎でおとなしくしていた
黒田如水でしたが、秀吉亡き後、隠してきた
野心をついにあらわにし、たった2ヶ月で
九州の大半を制覇してしまいます。

しかし、関ヶ原の合戦後、ついに家康の手中に
天下が落ちたと見るや、内に秘めた野望を
きっぱりと封印します。

晩年は、如水という名前のごとく
恬淡(てんたん)として権力から
遠ざかり、京都で59年の生涯を
閉じるのです。

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