能ある鷹は爪を隠す

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「バカに見えたら困るかも
しれないけれど、
一見して近寄りがたいまで
のキレ者ぶりは、
人間関係には明らかに
邪魔である。」

 

(古谷昇 経営コンサルタント)

 

組織での成功を望む人は、
ぜひ一度「太閤記」を読んでおく
ことです。

太閤記とは百姓の息子に産まれた藤吉郎が、
太閤秀吉にまで昇りつめる様を描いた
出世譚(しゅっせたん)です。

織田家の家臣の中には、秀吉よりも
頭脳が優れた者、武勇に秀でた者、
名家に生まれた者がたくさんいました。

にもかかわらず、秀吉が群を抜いて
大出世を遂げることができたのは
なぜでしょうか。

それは秀吉が希代の人間通(にんげんつう)
であったことです。

特に嫉妬対策については、
常軌を逸するほどにこだわって
いました。

秀吉のように卑しい身分から取り立てられて
いく者は、普通の人間以上に嫉妬されます。

男社会における嫉妬は、
女性のそれとは比較にならないほど
ドロドロしていて陰険です。

秀吉は嫉妬から身を守るためであれば、
平気でプライドをかなぐり捨てることも
厭(いと)いませんでした。

秀吉が木下から改姓するにあたり、
織田家の重臣である柴田勝家と
丹羽長秀からそれぞれ一字ずつを
もらい受け、「羽柴」と名乗ったのは
有名な話です。

秀吉が最後まで生き残れたのは、
ちょっとバカを演じて
上手に嫉妬をかわしたからです。

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