
「弱いのは決して恥では
ない。
その弱さに徹しえないのが
恥だ。」
(島崎藤村 詩人)
人は誰しも、「弱さ」を抱えながら
生きています。
どんなに強そうに見える人間でも、
心の奥深くに「弱さ」をひた隠しながら
生きているのです。
しかしながら、「弱さ」を克服しようと
頑張るのは、
あまり賢い生き方とは言えません。
なぜなら、その「弱さ」は生得のものであり、
いわば人に与えられた宿命のようなものだからです。
どんなに努力しても、生まれた時代や
氏素性を変えることができないように、
「弱さ」を克服しようとする頑張りは
不毛に終わります。
「弱さ」をコンプレックス(劣等感)として
引け目に感じている限り、
いつまでも「弱さ」としてそこに居座ります。
そして、無限にあなたの人生の足を
引っ張り続けるのです。
しかし、「弱さ」を真正面から受け入れた瞬間、
その「弱さ」は、逆にあなたの「強み」に
変わります。
そして、人生を共に歩むパートナー(同胞)として、
力強くあなたを支える側に回ってくれるのです。