
「ある者は明日に、他の者は
来月に、さらに他の者は
十年先に希望をかけている。
誰1人として、今日に生きようと
する者がいない。」
(ルソー 哲学者)
夢や願望が叶わない人に共通しているのが、
「明日こそ」とか「次こそ」が口癖に
なっているということです。
彼らは、遠くの地平を眺めるばかりで、
いつまでも現実的な一歩を踏み出そうとしません。
決して訪れることのない「理想の明日」を夢見ながら、
いたずらに年を重ねていくのです。
それに対して、望む未来を切り拓いて
いく人は夢や願望を心に留めながらも、
「今日をどう生きるか」ということに
関心があります。
小さな一歩を積み重ねることでしか、
向こう岸には行き着けないことを知っているからです。
夢や願望を叶えることだけが、人生ではありません。
たとえ、夢や願望がすべて叶えられたとしても、
旅の途中の1日1日が味気ないものであれば、後悔が残ります。