
「世界中の優れた小説や戯曲を
読むべきだ。
それらがなぜ『名作』と呼ばれる
のか、考えてみる必要がある。」
(黒澤明 映画監督)
勉強には2種類存在します。
1つ目は、自分の専門分野を突き詰めて、
その道でプロになるための勉強。
2つ目は、自分の専門分野以外を幅広く学んで、
自分の知見を広げるための勉強。
言うまでも無く、初期の段階において大切なのは
1つ目の勉強です。
その道の専門分野を身に付ける前に、
他のジャンルの勉強に逃げるのは、
ただの「現実逃避」です。
たとえば、仕事が「半人前」なのに
資格試験や語学の勉強に時間を費やすのは、
ただの「自己満足」で誰も幸せにしません。
しかし、その道のプロとしての実力が
ついてきたら、
専門分野以外の知識にも目を向けていく
必要があります。
なぜなら、専門分野の知識だけでは、
それ以上の応用・発展は見込めないからです。
各分野の叡智や古典の名作を味わうことは、
確実に教養として蓄積されます。
そうして学んだ知識が有機的につながり、
専門分野の豊かな知恵として溢れてくるのです。