
「僕は『1万時間の法則』
を唱えていて、何であれ
1万時間かけて訓練すれば
マスターできると言って
きました。
1日6時間のトレーニングを
365日続ければ、
1年で約2000時間。
5年で1万時間に達します。
それだけやれば、何でも
ほぼこなせるようになる。」
(藤原和博 教育者)
小学校からリトルリーグに入って、
中学、高校と野球に専念してきた少年が
いるとします。
恐らく彼の練習時間は、高校を卒業するまでに
「1万時間」を軽く超えます。
ところが、同じように「1万時間」
野球の練習に励んできた人間は、
全国に何万人と存在するのです。
そのうち、甲子園に行けるのはおよそ1%。
プロ野球選手になれるのは、0.1%。
さらに、そこから一軍に上がってメシを食えるのは
その中の4割だけ。
プロの世界というのは、怖ろしいまでに
「狭き門」なのです。
つまり、「1万時間の法則」とは、
プロの入り口に立つための入学試験のようなもの。
そこから先に進めるかどうかは、
「才能」で決まります。
さて、あなたはご自分の専門分野を磨くために、
「1万時間」を投入しているでしょうか。
何事も「1万時間」に到達してからが、
プロとしての人生の始まりなのです。