
「誰かにこれをやりなさい、
と言われた練習でうまく
なったんじゃなくて、
足りない部分を探して、
それを補う練習をやる
という繰り返しで、
俺はうまくなった。」
(中村俊輔 プロサッカー選手)
アマチュアスポーツとプロスポーツとを比較したときに、
練習メニューにそこまで大きな違いはありません。
情報化社会になり、最新の練習メニューや
スポーツ理論などは、アマチュアでも
簡単に入手できるようになったためです。
だから、「表」に見える部分の努力だけでは、
たいして差が付かなくなりました。
つまり、指導者から教えられたことだけを
機械的になぞるだけでは、頭1つ抜けることができないのです。
それでは、いったいどこで差を付けるかと言えば、
見えない「裏」の部分の努力に他なりません。
まったく同じメニューに取り組んでいたとしても、
そこにどのような意図を持って取り組むかによって、
「天と地」ほどの差が付いてしまうのです。
「裏」の努力こそ、人には教えられない
秘密であり、「努力の質」を決定づける
部分なのです。