
「夢が叶う人はわずかです。
でも、叶った瞬間は、
実は夢が消えてしまう
瞬間なのです。
ですから本当は、夢に向かって
トライしているときが、
一番幸せな時間です。」
(島田紳助 司会者)
旅行に出かけるとき、一番気分が高揚して
いるのは、出発の日の飛行機の中だったり
します。
もちろん、目的地に着いたときには感動が
MAXに達しますが、そこからだんだん
尻すぼみに興奮が冷めていくのです。
人生を1つの旅だとすると、全く同じことが言えます。
人生は、何かの夢や目標に向かっているときが、
一番楽しいのです。
夢が叶った瞬間、人は「達成感」を味わうと
同時に、ある種の「喪失感」に苛まれます。
だから、「人生の達人」の中には、
あえてこの人生では叶いそうも無いような
途方も無い夢を掲げて生きる人もいます。
あるいは、夢が叶いそうになった瞬間、
全く新しいチャレンジを自らに課しながら、
生涯挑戦者として生き続ける人もいます。
一番ダメな生き方は、ある分野で大きな実績を出した後に、
その成功にあぐらをかいてふんぞり返ってしまうことです。
「山のてっぺん」にたどり着いたら、
人生はすぐに「下り坂」に向かい始めます。
自分は「お山の大将」のつもりかもしれませんが、
実際には「オワコン」として衰退していっているのです。