最後は人間力

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「ピアノという楽器を
弾きこなすには、
大変高度な技術が必要です。
それを習得するだけでも
相当な努力が必要ですが、
最終的には演奏者の思い、
つまりその作品やピアノを
通して何が言いたいのかが、
伝わってくるかどうかを
評価します。
譜面通りきちんと弾けて
いれば、一定のレベルまで
はいける。
でも、それではやはり
人の魂に響く演奏家には
なれません。
ではどうする?
やはり日々の努力が必要。
自分の血肉になるまで
弾き抜くことが大切
なんですよね。」

 

(中村紘子 ピアニスト

 

一流のミュージシャンの
ライブパフォーマンスが、
なぜあれほど人の魂を
揺さぶるのでしょうか。

テクニックがあるから?

テクニックは人を感心させはしても、
魂を揺さぶるほどの感動は与えて
くれません。

ただ上手いだけの人なら、
アマチュアにもゴロゴロいます。

ミュージシャンの
音楽に賭ける覚悟や、

生き様など、諸々な情念が
ない交ぜとなって、

私たちの魂が揺さぶられる
のです。

ありきたりな表現かもしれませんが、
それが人間力というものかも
しれません。

こればかりは、それなりの修羅場を
くぐらなければ身に付くものでは
ありません。

「自分はこれでメシを食っている」
というプロとしての矜持と覚悟が、
聴く者の心を動かさずにはおかないのです。

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