
「正しい作業を非効率的にしても、
事業は存続するが、
間違った作業を効率的にすれば、
事業は倒産する。」
(マイケル・ルボーフ 経営コンサルタント)
小学生時代に遊びほうけていた人が、
中学で一念発起して勉強を始めたとします。
しかし、どうしても算数と国語の点数が上がらない、
なんてことはよくあることです。
いくら親が家庭教師をつけようが、
塾に行かせようが一向に点は上がりません。
なぜなら、原因は中学校の勉強にある
のではなく、小学校時代の基礎・基本が
身に付いていない点にあるからです。
だから、まずは小学生の教科書を開いて
勉強し直すところから始めることです。
「学問に王道なし」という言葉がありますが、
これが遠回りに見えて実は近道なのです。
小学生レベルの問題がスラスラ解けるようになった暁には、
中学レベルの問題にも難なくトライできる頭になって
いるはずです。
極真空手の創始者である大山倍達は、
夜眠っているときにも突然はね起きて、
「拳の握り方」について検証していた
という逸話が残されています。
あれほどの達人でさえ、死ぬまで常に
基礎・基本に立ち戻っていたのです。