功には禄を、徳には地位を

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「戦場の働きは武士として
当然のことだ

戦場の働きばかりで
知行を多く与え、
人の長としてはならない。

 

(上杉謙信 戦国武将)

 

「功には禄を、徳には地位を」は、
中国の「書経」という古い書物に
出てくる言葉で、
「徳の多い者には官位を上げ、
功績の多い者には報償を厚くせよ」
という意味です。

たとえば、トップ営業だった人が、
いきなりマネージャーに昇進して
たくさんの部下を束ねられるかと言えば、
それはまた別の話です。

スポーツの世界でも、
現役時代に数々の伝説を残した人が
引退後に指導者に転身したからといって
うまくいくとは限りません。

いみじくも、「名選手、名監督ならず」
という言葉もあるくらいです。

組織において与えられた職務を極めていけば、
スペシャリストにはなれるかもしれません。

しかし、特定分野のスペシャリストで
あることと、
組織全体を考えて行動するゼネラリストの
領分とは、
まったく土俵が異なるのです。

スペシャリストとして組織に益をもたらした功績には、
金銭で購うのが妥当です。

しかし、地位を与えるとなると、
スペシャリストとして積み上げた実績に加え、
その人間性も評価の対象としなければ
組織は傾いてしまいます。

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