
「自然界において、
相乗効果はいたるところで
見られる。
二本の木材を重ねれば、
一本一本で支えられる
重量の和より、
はるかに大きな重量を
支えることができる。
つまり合計が各部分の和を
上回っているということで
あり、1+1が3、
あるいはそれ以上の結果に
なっているということだ。」
(スティーブン・R・コビー 経営コンサルタント)
愚かな者でも三人集まれば優れた知恵が
生み出せるという意味の、
「三人寄れば文殊の知恵」という
言葉があります。
しかし、実際は愚か者を集めれば集めるほど、
「烏合の衆」と化しまうものです。
では、どういう場合に「文殊の知恵」が生まれ、
どういう場合に「烏合の衆」と化してしまう
のでしょうか。
キーワードは「多様性」です。
金太郎飴のように似たり寄ったりの人間を、
何人集めようと、そこに相乗効果が生まれる
ことはありません。
1+1=2になればまだいい方で、
「烏合の衆」になれば大抵は1+1<2
になるのが関の山です。
しかし、バックグラウンドも生き方も異なる
人間を寄り集めれば、思いもよらなかった
ような化学変化を期待できます。
つまり1+1>2になる可能性が
出てくるのです。
これこそが相乗効果であり、大きな仕事を
するためには欠かせないファクターなのです。