鬼神もこれを避く

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「強い心で立ち向かって
いく人には、向こうの
方が逃げ出し、降伏する
のである。だから、断じて
強気でいかねばならない。
」 
    

 

(モンテーニュ 思想家

 

中国の古典に、「断じて行えば、
鬼神もこれを避く(断固たる決意を
もって行動すれば、鬼神でさえその
勢いに押されて道を避ける)」
という言葉が出てきます。

実はこの言葉、悪名高き秦の趙高が、
秦の太子をクーデターの仲間に誘い込むための
「悪魔の口説き文句」として使われたセリフです。

陰謀に成功し政治の実権を握った趙高でしたが、
この時、劉邦・項羽の率いる反乱軍が都に迫り、
秦帝国は落日の時を迎えていました。

 

これに怖れをなした趙高は、敵側である劉邦に
取り入るために、あろうことか皇帝を殺害して
しまいます。

しかし、劉邦からまったく相手にされなかった趙高は、
やがて反対派の闇討ちに遭い、こちらは一族もろとも
誅殺されてしまうのです。

強気で「事に当たる」のは大いに結構ですが、
力づくで「横車を押す」ようなことをすれば、
遠からずその報いが自分に返ってくることも
忘れてはなりません。

 
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