十八番(おはこ)

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「マンネリで大いに結構。
他の人はマンネリまで
いかないじゃないですか。
定番があるのは全然
恥ずかしいことじゃない。
ドリフも僕のバカ殿も
変なおじさんも、必死で
ネタ作って、とことん
何年もやり続けてきた
わけだから。
みんなマンネリの域まで
達してみろって。」

 

(志村けん 司会者)

 

得意の芸のことを「十八番(おはこ)」
と呼ぶようになったのは、歌舞伎の
市川家が
得意の演目十八番を箱に入れて
保存したこと
からきているそうです。

いわば、十八番とは長年に渡り
演じ続けられ、お客様から飽きられる
ことなく喝采を浴びてきたロングセラー
に他なりません。

芸能界を見渡してみれば分かるように、
10年、20年と第一線で活躍し続けられる
芸人がいったい何人残っているでしょうか。

たいていは「鳴かず飛ばず」
消えていくのが世の常です。

たまに、ヒットを飛ばして世に出てくる
優秀な人もいますが、2〜3年もすれば
忘れ去られて「過去の人」です。

この厳しい現実を目の当たりにすると、
「十八番」と呼べるほどの芸を獲得することが、
どれほど難易度の高いことか、ご理解いただける
と思います。

ベテラン芸人の芸を、マンネリと揶揄するのは
どんな凡人にでもできることです。

しかし、マンネリと揶揄される領域に
まで到達するのは、並大抵のことでは
ないのです。

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