寄り添う

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「他人を理解するためには、
絶対に自分の力が必要だ。
だって他人の心を読む
なんてことは、
100%不可能な話。
それは不可能だと
分かった上で、
自分の想像力を発揮する。
考える。
どのくらい他人を理解できる
かは、やっぱり自分の力なのだ。」

 

(室井佑月 小説家)

                   

 

傷ついている人がいるときに、どう接するか。

そこに知性が試されます。

被災者などに対して、軽々しく「寄り添う」
という言葉を使う人がいます。

しかし、その言葉に「上から目線」
思い上がりを感じてしまうのは、
私だけでしょうか。

たとえば、大切な家族を亡くして絶望に
打ちひしがれている人がいるとします。

しかし、自分は同じ目に遭ったことがないのに、
その「絶望感」を理解できるわけがありません。

せいぜい、相手の心情を慮(おもんばか)って
共感しようと努めるのが関の山です。

しかし、一口に「共感」といっても、
そのレベルにはかなりの「個人差」がある
と思っていでしょう。

表面をなでる程度の「共感」しかできない人も
たくさん存在します。

どこまで相手の心情の「深み」に
寄り添えるかは、その人の知性に
かかっているのです。

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