しじま

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「僕はミュージシャンとして
思うんだけど、僕たちが
やっている中で一番重要
なのは静寂の枠組みを
つくっているってこと
なのかもしれない。
静寂それ自体が音楽の核心
にある謎なのかもしれない。
ひょっとしたら静寂が音楽
のこの上なく完璧な形
なんじゃないだろうか?」

 

(スティング ベーシスト)

 

シーンと静まりかえって、
物音一つしないことを「しじま」
と言います。

すなわち静寂とは、音と音との間に
横たわる「間」に他ならないのです。

日本人はとりわけ「間」を重視する特性が
あります。

上手い落語家は「間」の取り方が絶妙だし、
剣道の試合では「間」の取り方が勝敗を
決します。

また「間が悪い」「間に合わない」
という言葉もあるように、
「間」にはリズムとかタイミング
といった「拍子」という意味も
存在します。

ただし日本におけるそれは、拍子そのもの
というよりは、
拍子と拍子の間の空白を指すことが
多いようです。

陰がなければ光が存在できないように、
静寂(空白)がなければ
音もまた存在することができません。

陰と陽のバランスが自然の摂理
であることからも分かるように、
音楽作品の芸術性も
「音」と「静寂」のバランス
によって支えられているのです。

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