
「夏の花火大会で、次々と
打ち上がる花火に見とれては
いけません。
ヒット商品を世に先駆けて
送りたいなら、『綺麗だなあ』
と花火を鑑賞する人たちの
顔をよく観察するべきです。
どんな花火に反応するのか。
なぜ、あの花火は人々の印象に
残っているのか。」
(つんく 音楽プロデューサー)
世に先駆けてヒット商品を出そうと思うなら、
仕掛けられる側ではなく仕掛ける側に
回らないといけません。
つまり、「商売人」としての視点に
立たなければならないのです。
「自分が、思わず商品を手にとって
レジに並んでしまったのはなぜなのか。」
「なぜ、この商品はロングセラーを
続けているのか。」
自分なりにその理由を考えようとしなければ、
永遠に仕掛ける側には回れません。
もう一つは、時流を読む努力をすることです。
ちなみに、時流とは向こう10年間、
ヒットした人、モノ、流行語などに
現れる人々の心の動きのことです。
売れる理由を探究していくと、
最終的には心理学へと行き着いてしまうのです。