
「相手を説得するために、
正論など持ち出しては
いけない。
相手にどのような利益が
あるかを、話すだけでいい。」
(ベンジャミン・フランクリン 政治家)
買い物に来ているお客様が聞きたいのは、
長ったらしい商品説明ではありません。
「性能がどうの」とか「新しい機能がどうの」
といったことは、一部のマニアを除いては
どうでもいいことです。
製品にたくさんの機能を付けて悦に入っているのは、
単なるメーカーのエゴ。
一般のお客様にとっては、無用の長物に過ぎません。
お客様が本当に知りたいのは、
「それは私の生活にどう役立つの?」
というただ1点のみ。
お客様は、他社の製品と機能を詳細に比較して
お買い物をしているわけではないのです。
実のところ、お客様は商品そのものが
欲しいわけではありません。
その商品を買うことによって、
自分の人生に起こるであろう
「理想的な変化」を求めている
のです。
これを、専門用語でベネフィット(利益)
と呼びます。
つまるところ、セールスとはモノを売るのではなく、
モノを通してお客様に夢を売る仕事なのです。