ルサンチマン(嫉妬)

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「予言者、すなわち先覚者は、
常に故国に容れられず、
また同時代人からも迫害を受ける。
大人物も常にそうだ。
彼が人々から尊敬され、
礼賛されるときは、
必ず死んでいるか、
沈黙しているか、
それとも眼前にいないかである。

 

(魯迅 作家)

                   

 

時代を揺るがすスーパースターや、
偉大な業績を残した人が、世間から
手放しに賞賛されることはありません。

もちろん、一定の賛同者も存在しますが、
それ以上に大きな批判や迫害に遭います。

 

批判者や迫害者たちの根底にあるのは、
先覚者や予言者への畏れや妬みです。

心の奥底では、彼らに対する畏怖の念を抱きつつも、
燃えたぎるルサンチマン(嫉妬)の炎を抑えられずにいるのです。

 

批判者や迫害者たちが振り上げた拳を下ろすのは、
スーパースターが世を去ったとか、引退したとかいう
風聞を耳にしたときだけです。

凡人たちは、表舞台から姿を消した
スーパースターには驚くほど寛容になり、
惜しみない拍手を送り、惜別の涙さえ流します。

そして、次にこき下ろす相手を探しに、
またいそいそとどこかへ出かけていくのです。

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