
「初めから質を求めない。
圧倒的な量をこなし質を
高める。」
(竹中亮祐 投資家)
20世紀最大の芸術家と言われるピカソは、
生涯に14万点以上の作品を残しました。
これほどの量をこなすためには、
最低でも1日に4点以上の作品を完成させないと
不可能です。
「1日に4本企画書を挙げる」とか、
「1日に4件契約を取る」など、
身近なことに置き換えてみると、
それがいかに途方もないことかご理解いただける
と思います。
アトリエの中で一心不乱に絵筆を振るい、
彫刻を削るピカソの姿が目に浮かぶようです。
「質より量」という言葉がありますが、
私たち素人には作品の「質」を判断するのは
不可能です。
しかし、ピカソの残した14万点の作品群は、
彼の圧倒的な才能と流した汗を雄弁に物語っています。
ピカソの作品は「質」は言わずもがなですが、
「量」においても大多数の凡才を圧倒している
のです。
では、私たちがピカソの生き方から学ぶべき点は
何でしょうか。
それは、「質」に逃げずに「量」をこなす
という姿勢です。
圧倒的な「量」をこなし続けることで、
自ずと「質」が磨き上げられていくのです。