無我夢中

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「時を忘れ、自分を忘れて
あることにのめり込む。
それが『幸せ』ということ。」

 

(ミハイ・チクセントミハイ 心理学者)

 

昔の人は分かっていたようです。

「我」という存在こそが、
幸せを妨げる元凶である
ということを。

美味しいものを食べているとき、
大好きな人と語らっているとき、
面白い本に読みふけっているとき、
スクリーンに釘付けになりながら映
画を鑑賞しているとき、
そこに「我」は存在しません。

「我」と「彼」とを分かつ
境界線が曖昧になり、
1つに融け合っているのです。

そして不思議なことに、
このとき時間も存在しません。

否、正確に言うと、時計が刻む
ところの「客観的な時間」
というものが存在しなくなる
のです。

スポーツなどでアスリートが
最高のパフォーマンスを発揮できる
状態を「ゾーンに入る」などと
形容しますが、これこそがまさに
「無我」の状態です。

これは瞑想者が目指す意識状態
でもあります。

だから武士は剣禅一如などと言って、
参禅修行にも勤しみ、無我で剣を振るう
境地を目指したのです。

そのような難しい話はさておき、
私たちにとって「時を忘れる」
ような時間の使い方こそが、
もっとも極上の体験であることは
間違いないようです。

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