地獄のどん底から這い上がる力

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「どうやって人間は、
自分の本当の底力を
確認できるかといえば、
死ぬほど傷ついて
立ち直ったという経験が、
一番有効なんです。」

 

(高樹のぶ子 芥川賞受賞者)

 

生命力とは何でしょうか。

それは地獄のどん底から、
何度でも這い上がることの
できる力のことです。

言い換えると、地獄のどん底を
見たことがない人は、可能性としての
生命力しか知らないことになります。

だから傷つくことを怖れ、
地獄に落ちたらこの世の終わりと
ばかりに戦(おのの)くのです。

もちろん地獄に落ちた人の十人が十人、
這い上がれるとは思いません。

地獄に落ちたまま、泥の中を這いずり回る
ように生きていく人は無数に存在します。

しかし地獄から這い上がることができた人は、
それまでとはまったく異なる
人生のステージに帰着するのです。

己の生命力を確認することが
できたからです。

「もしまた地獄のどん底に
落ちることがあったとしても、
また這い上がってくればいいだけだ」と、
心の奥底から湧き上がってくる自信が、
その人を根底から支えてくれるのです。

そう考えると、我が子かわいさに
「転ばぬ先の杖」と手を差し伸べることは、
無慈悲以外の何ものでもないことに気づかされます。

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