姿の勢い

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「実力のある人は、
姿勢からして端正である。」

 

(谷川浩司 将棋棋士)

 

江戸時代に尾張の町を超一流の剣豪が
歩いていると、
向こうから一人の武士が歩いてくるのが
見えました。

その武士の立ち振る舞いを見て、
剣豪は「何と隙のない立ち姿よ。
この城下でこれほどの人物と言えば、
柳生兵庫助殿に違いない」
と考えます。

一方、相手の武士の方でもそのただならぬ
気配を察知した様子でこちらを見ています。

武士が一言
「失礼だが、あなたは宮本武蔵殿
ではありませんか」
と問うと、
剣豪はニヤリと笑い、
「そういうあなたこそ柳生兵庫助殿
ではありませんか」
と答えたとか。

まさに「英雄は英雄を知る」というところ
ではありますが、
おそらくこれは後世の作家による
フィクションと思われます。

しかし、たとえ私たちに柳生兵庫助や
宮本武蔵ほどの眼力がなかったとしても、
相手の実力を洞察するくらいのことは
できるはずです。

姿勢は「姿の勢い」と書きますが、
まさにその人の生き様や実力、
生命力や運勢などは、
その人の姿の勢いである「姿勢」に
すべて現れるのです。

いかなる分野であれ、実力者と呼ばれる
人たちにショボい姿勢の持ち主など、
一人も存在しないのです。

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