ペルソナ(仮面)

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「人間はすべて、文明が
進めば進むほど俳優に
なっていく。
つまり、人間は他人に対する
尊敬と好意、典雅と無私の風を
装うが、それにたぶらかされる
人はいない。」
  
      

 

(イマヌエル・カント 哲学者)

                   

 

私たちは、「家庭」「学校」「職場」などの
コミュニティにおいて、固有の役割を期待されています。

「明るい人」「暗い人」「強い人」「弱い人」
「優等生」「劣等生」
など、コミュニティにおける
自分の立ち位置が暗黙のうちに振り分けられているのです。

もしも、それまで「暗い人」と思われていた人が
心変わりして、急に「明るい人」を演じ始めたら、
周りは甚だしい違和感を覚えます。

あるいは、「優等生」と思われていた人が、
コッソリ違反をしている姿を目撃されようものなら、
激しく攻撃されてしまうのです。

なぜなら、そのコミュニティにおける
「役割」を放棄することは、「和を乱す行為」
として激しく嫌われるからです。

かくして、人は自分の本心を押し隠して、
「ペルソナ(仮面)」をかぶりながら
「大人」になっていきます。

息をひきとる頃には、「ペルソナ(仮面)」
馴染みすぎて、生まれ持った自分の「顔」すら
思い出せなくなってしまうのです。

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