
「自分のためにやるからこそ、
それが自分のためになるんで
あって、『チームのために』
なんて言う奴は言い訳する
からね。
オレは監督としても
自分のためにやっている人が
結果的にチームのためになると
思う。
自分のためにやる人がね、
一番自分に厳しいですよ。」
(王貞治 元プロ野球選手)
「チームのために」というのは、雇われ人の発想です。
チームという「逃げ場所」を残しているところに、
心の甘さが見え隠れします。
最強のチームというのは、個人事業主の集団です。
自分の看板を掲げて、たった一人でもやっていける
連中が同じヴィジョンに共鳴して集まっているだけに
過ぎません。
それぞれが「自分のために」生きているからこそ、
プロ意識で自分の持ち場をキチッと固めてくれるのです。
そこには、「他の誰かに甘える」という発想は、
微塵(みじん)も存在しません。
プロは、徹頭徹尾「自分のため」だけに頑張ります。
もちろん、それが結果として「チームのために」
なることも、熟知した上でのことです。