
「愛国心を持つなら地球に持て。
魂を国家に管理させるな。」
(ジミ・ヘンドリックス ロックミュージシャン)
我々は、愛国心を論ずる前に「国」と
「国家」を明確に区別しておく必要があります。
「国」が「国土、国民、統治機構のすべて」
を指すのに対し、
「国家」は「統治機構や中央政府、制度など」
を指す言葉です。
愛国心が、「国」を愛する心なのか、
「国家」を愛する心なのかによって、
その意味するところは大きく変わってきます。
ともあれ、「愛国心」とは自然に胸に灯るものであって、
誰かに強要されるべき筋合いのものではありません。
それは、おせっかいなオバさんから、「早く結婚しろ」と急かされたり、結婚パートナーを勝手に決められるのと同じくらい横暴なことです。
1つ言えるのは、「国家」が国民を管理する上で、
「愛国心」ほど都合のよい言葉はない、ということです。