
「人は教えることによって、
最もよく学ぶ。」
(セネカ 政治家)
学んだことをより確実に吸収したければ、
その知識を他人に説明したり
実際に行動したりしてみることです。
ところが、いざ行動に移してみると、
意外に理解できていなかったことに気づかされます。
なぜなら、ある知識を他人に教えるためには、
相当に深く理解していないと不可能だからです。
人は、「自分のため」だけに学んでいるときには、
受け身でしかありません。
しかし、「誰かのため」に伝えるという目的が
生まれた途端に、能動的に学び始めるものです。
読書をしていても、なかなか内容が頭に残らないのは、
ただ漫然と字面を追っているだけだからです。
しかし、読んだ内容を文章にまとめたり、
人に話したりするという目的があれば、
ウソみたいに内容が頭に入るはずです。
学ぶことは、インプットとアウトプットで
1セットです。
呼吸と同じように、アウトプットで
知識を吐き出せば吐き出すほど、
インプットの吸収率も
グンと促進されるのです。