
「急いては事をし損じる。
『考える時間』を確保しろ。
考える時間を惜しむから、
仕事が粗くなる。
考える時間は効率化しなくて
いい。」
(長野慶太 小説家)
最近、OJTという言葉をあちこちで
耳にするようになりました。
OJTとは、「On the job trainig」
の略称です。
すなわち、職務現場において業務を
通して行う教育訓練のことです。
しかし、実のところOJTによって成し遂げられるのは
「半人前」の人間を「一人前」に育て上げるところ
までです。
いわば、「三流」の人材を「二流」に引き上げる
のがOJTの役割ということです。
しかし、自らを「一流」の高みにまで引き上げたければ、
「Off the job trainig」にこそ励まなければなりません。
すなわち、職務現場を離れてからいかに自分を磨く
時間を投資するか、ということです。
たいていの人は、ある程度仕事の要領を覚えると満足して、
それ以上の向上心を持とうとしません。
だからこそ、自腹を切ってまで学ぼうとする人が
「一人勝ち」できるのです。