身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

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「『溺れたくない、泳ぎたい』
と思っていると、
なかなか浮かばず沈んでしまう。
けれども全身の力を抜き、
『もう好きにしてくれ』と
流れに身を任せた瞬間に
浮かぶこともある。」

 

(小林正観 心理学者)

 

川遊びや海遊びなどで、溺れかかったときに、
なんとか水面に顔を出そうともがけばもがくほど
空回りしてしまうものです。

そうやって足掻くうちに肺の中の酸素を
消費してしまい、力尽きてしまいます。

だから溺れかかったときには、
決して力尽くで足掻いてはいけない
のです。

無理に助かろうとせず、力を抜いて
流れに身を任せてしまうことです。

そうすれば浅瀬に浮かぶこともあるというのが、
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
という言葉の意味です。

江戸時代の剣術の道歌にも
「斬り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ、
一步踏み込めそこは極楽」
とあります。

さてこの二つの言葉の根底に流れる本質は
何でしょうか。

それは「ここぞというときこそ力を抜け」
ということです。

むしろ力を入れて頑張るからこそ、
事態が悪化していくのです。

とはいえ火急の時に、突然「力を抜け」
と言われてもできるものではありません。

だからこそ、不断の鍛錬が不可欠なのです。

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コメント

  1. きりりん より:

    この境地は難しいですね…。火急の時に力を抜ける鍛錬…。考えたこともなかったです。
    この事を知っただけでも、一歩成長できる気がします。

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