
「物事を上手くやるために
必要なこと。
第一に愛、第二に技術。」
(アントニ・ガウディ 建築家)
本来、「目的」を達成するために
「手段」が存在します。
しかし、この関係が逆転してしまい、
「手段」が「目的」になってしまうケースが
目につきます。
たとえば、「お金を稼ぐこと」を目的に
モノを作って売っている会社があったとします。
当然、その会社から生み出されるのは自社にとって
「儲かる商品」ばかりで、お客様のことは
二の次、三の次です。
賢いお客様はそんなことなどお見通しで、
どんどん人もお金も離れていくのです。
一方、「お客様の役に立つモノを提供して
喜んでもらうこと」を目的にモノを作って
売っている会社があったとします。
当然、その会社から生み出されるのは、
お客様にとって「役に立つ商品」ばかりです。
お客様もバカではないので、良心的な会社の
商品は次第に評価が高くなっていきます。
結果として、人とお金が群がってきて、
会社の売り上げも自ずと上がっていくのです。
たとえ表面上は同じことをしているように
見えても、「目的」がずれると結果には
天と地ほどの開きが生まれてしまうのです。