
「結果は、すべての手段を
正当化する。」
(アーサー・ケストラ— 小説家)
「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉が、
いみじくも言い表しているように、
手段の正当性は結果次第で決まります。
たとえば、どんなに革新的なアイディアを
提案したところで、
それだけでは評価されません。
もしも、そのアイディアが世の中に受け入れられれば
先駆者として讃えられます。
しかし、そのアイディアが世の中に受け入れられなければ、
ただの変わったヤツと見なされて終わりです。
スポーツ界にも、
「強い者が勝つのではない、勝った者が強いのだ」
という格言があります。
同様にビジネスでも、
「いい商品が売れるのではなく、売れた商品が
いい商品なのだ」
という理屈が成り立ちます。
つまり、何が言いたいかというと、
「勝負事は勝たなければ意味がないのだ」
ということです。
どんなに卓越した才能を持ち、人格識見に優れていたとしても、
勝負に勝たなければ世間は認めてくれません。
だからこそ、要所では勝つために知恵を凝らすべきだし、
そもそも勝てない土俵からはサッサと退散するべきです。
その見極めを間違えると、報われない人生で終わります。