
「自らへりくだることで、
相手をおごり高ぶらせ、
油断させよ。」
(孫子 軍事思想家)
自他共に「負けん気が強い」ことを認め、
それを自分のウリにしている人をたまに見かけます。
しかし、「負けん気の強さ」は、
内に秘めれば「長所」となりますが、
ひけらかした途端に「短所」となるのです。
なぜなら、「負けん気」を発揮すればするほど、
相手をムキにさせてしまい、無益な戦いに
巻き込まれてしまうからです。
つまるところ、「負けん気が強い」人は、
わざわざ人生に敵を増やしながら生きているのです。
一方、賢い人はどうでもいい勝負にまで、
勝とうとは考えていません。
適当に「勝ち」を譲りながら、
無益な争いは上手に避けています。
結果、人生に味方を増やしながら
生きているのです。
「負けん気が強い人」は、
勝ちを譲られながらおごり高ぶり、
気がつかないうちに無数の敵に
囲まれていくのです。