傷つけ合うのはお互い様

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「自分が嫌なことは人には
しないようにしましょう、
と言いますね。
これは、もっともなことです。
ただ、世界中の人がそのように
すれば、世界は平和になります。
というのはどうでしょうか。
綺麗事ですね。
自分が嫌でなくても、
人が嫌なことというのは、
いくらでもあります。
もちろん、その逆もある。
そういうところから、
人は傷つけあってしまう
ということを、綺麗事ではなく
教えなくてはならないと思います。」

 

(山田太一 小説家)

                   

「自分がされて嫌なことは、
他人にしないようにしよう」というのは、
一見美しい考え方に思えます。

でも、それはともすれば
「自分に対して嫌なことをする他人のことを
許せない」という考え方にもつながります。

「私が嫌なことをしない代わりに、
あなたも嫌なことをしないでね」

交換条件に使っているのです。

しかし、あなたにとっての「嫌なこと」が、
他人にとっての「嫌なこと」とは限りません。

逆に、「良かれ」と思ってしたことが、
相手を「傷つけてしまう」ことだってあるのです。

だから、もしも誰かに傷つけられたとしても、
お互い様だと思って「水に流す」大らかさも
必要なのです。

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