
「古代の偉人たちの人生を
知らないということは、
子どものままで一生を送ることだ。」
(プルタルコス 著述家)
「歴史は繰り返す」という有名な言葉があります。
なぜ、歴史が繰り返されるかというと、
「人間の本質は変わることがない」からです。
「現代」を生きる私たちは、
恐らく千年前の祖先がそうだったように、
同じところで「笑い」、同じところで「泣き」、
同じところで「怒り」ながら生きています。
それは、今後どれほど文明が長足の進歩を遂げようと、
決して変わることはありません。
「故きを温ねて新しきを知る」という言葉があるように、
私たちは「今をよりよく生きる」ためにこそ、
歴史を学ばなければならないなのです。
人間が一生のうちに経験する苦難や問題については、
既に幾多の先人たちが1つの「答え」を示してくれています。
上記の知恵を踏まえた上で生きるのと、
歴史を学ばないままに生きていくのとでは、
人生の質に「天と地」ほどの差が生じてしまうのは明白です。
盲目的に歴史を鵜呑みにするのは愚かなことですが、
歴史を学ぼうとすらしないのは、
救いようもないほど愚かに過ぎます。