帰納(きのう)と演繹(えんえき)

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「人の世に三智がある。
学んで得る智。
人と交わって得る智。
自らの体験によって得る智
がそれである。」

 

(島崎藤村 詩人)

 

人との交流や、自らの体験を通じて得た
事例をルール化して、
人生の知恵へと換えていく方法を
「帰納(きのう)」と言います。

すなわち、「具体」「抽象化」して
ルール化する「帰納」の力がなければ、
体験を知恵に換えていくことは不可能です。

ただし、「帰納」によって導き出されたルールは、
あくまで「仮説」に過ぎません。

それに対し、「演繹(えんえき)」とは、
ルール化したことを様々な事例に
当てはめる
ことです。

たとえば、書籍や論文などで発表された考え方や
ノウハウを実地で試してみて、検証を行うのが
「演繹」です。

しかし、人生においては学校の勉強と違って、
永遠不変の「絶対的ルール」というものは存在しません。

大事なことは、権威者が語ったことを鵜呑みにせずに、
自らの血を流して検証してみることです。

その上で、帰納的に導き出されたルールを
演繹的に検証していくというプロセスを
繰り返すことで、智が育っていくのです。

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