模倣と創造性

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「偉大な作曲家は、
人の真似などしない。
彼らはそれらを吸収し、
自分のものにしてしまう。」

 

(イーゴリ・ストラヴィンスキー ピアニスト

 

ピカソの言葉に、
「優れた芸術家は模倣し、
偉大な芸術家は盗む」
というものがあります。

世間では「盗作」というと、
さも悪いことをしたかのように
とらえがちですが、
当の芸術家達はそのことに
何の悪びれることも感じて
いないのです。

むしろ創造という仕事は、
模倣なしには成り立たない
といっても過言ではありません。

では盗作と偉大な芸術とを分けるポイントは、
いったいどこにあるのでしょうか。

端的に言うと、盗作とは「猿まね」
のことであり、劣化コピーになって
しまっている作品のことです。

一方、偉大な芸術は模倣に
端を発しながらも、
そこにオリジナルを1%以上
超えようとする姿勢が見られます。

つまり過去の偉大な先人を模倣し、
かつ超えていくことによって、
芸術のさらなる進歩に寄与して
いくのがピカソの言う「盗む」
ということなのです。

「猿まね」ならサルでもできますが、
オリジナルを超える模倣はそれなりの
人にしかできないのです。

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