修羅場をくぐる

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「苦闘の後にしか得られない
知識と経験があり、
死地に陥った後にしか
出ないアイディアがある。」

 

(許成準 ゲームクリエイター)

 

江戸時代の剣術修行者は、
師匠から免許皆伝を許された後、
武者修行の旅に出たと言われています。

なぜなら真の度胸や、
実戦の勘というのは、

道場稽古だけでは決して
身に付くものでは
ないからです。

実際に生と死の狭間に身を置き、
危地を脱する経験を通じて、
本当の賢さと強さが身に付くのです。

当時の旅人を狙っていた盗人が、
こんな言葉を残しています。

「武者修行に出たばかりのお侍さんは、
隙だらけで懐のものをいただくのも
簡単だよ。
こんなに無防備で大丈夫か、
と心配になるほどさ。
ところがそれから数年経ち、
同じお侍さんと邂逅することが
ある。
着物も防具もボロボロになって
いるが、眼光鋭くどこにも
隙が無いので怖ろしくて
近づくことすら適わない。
立派になったお姿を見ていると
これまでのご苦労が偲ばれて、
なぜだかこっちまで嬉しくなる
ものさ。」

これは現代を生きる私たちにとっても、
示唆のある話です。

本当の度胸や知恵というものは、
危地をはいずり回り、
修羅場をくぐった経験を経ること
でしか身に付かないのです。

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