自力で原理・原則を打ち立てる

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「本当に何かを身に付ける
には、誰かから教えられても
ダメで、あくまで自分で
事の本質をつかんで学び取る
しかない。」

 

(古谷昇 経営コンサルタント)

 

日露戦争時に、連合艦隊の参謀を務めた
秋山真之に次のようなエピソードがあります。

真之が海軍の戦略・戦術を研究するために
アメリカに留学し、海軍戦術の権威である
マハン大佐を訪ねたことがありました。

日本の武官である真之は、
海軍大学への入学が認められなかったため、
同大学の校長を務めたこともある
マハン大佐に直接話を聞こうとした
のです。

マハン大佐は真之に、こう言います。

「第一に、過去の戦史から実例を
引き出して勝敗の原因を徹底的に
調べなさい。
第二に、欧米諸大家の著書を味覚し、
そこから得た知識を分解し、
編成し直し、自分なりの原理・原則
を打ち立てなさい。」と。

真之はこのアドバイスに従い、
2年半に渡る留学期間に日夜読書研究に没頭し、
その成果が日露海戦の勝利として結実するのです。

もしも真之が、アメリカの海軍大学に入学を
許されていたとしても、
手に入るのは所詮借り物の知識です。

借り物の知識は、千変万化する実戦においては、
何の役にも立ちません。

膨大な書籍を渉猟(しょうりょう)
自分自身で原理・原則を打ち立ててこそ、
知識は真に血肉となり仕事の役に立つ
のです。

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