踏み絵

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「成し遂げんとした志を、
ただ1回の敗北によって
捨ててはいけない。

 

(ウィリアム・シェイクスピア 劇作家

 

江戸時代にご禁制となっていたキリスト教の
信者を炙り出す手段として、「踏絵」が行われました。

 

キリストの絵を地面に置き、1人1人順番に踏ませます。

 

踏めば無罪。

 

踏めなければキリシタンと認定され、死罪が待っています。

 

「命を取るか、キリストを取るか――」

 

まさに、究極の二者択一です。

 

信念のために死を選ぶ者がいた一方、多くの者が
信仰を捨てたそうです。

信仰を捨てることを、「転ぶ」と言うことから、
彼らは「転びキリシタン」という屈辱的な名前で呼ばれました。

 

自分の夢に破れた瞬間、
人は「踏絵」の前に立たされます。

「おまえは夢を捨てて平穏な日々に戻るのか、
それとも、戦い続けるのか」
と。

 

しかし、現代の私たちは、「踏絵」を拒否したところで
命まではとられません。

 

つくづく、いい時代になったものです。

 
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