
「他人とのかかわりを持たなければ、
ほとんど傷つくことはないが、
幸福も、いつまでたっても訪れない。」
(アール・ナイチンゲール 実業家)
人の悩みの2トップといえば、「お金に関すること」と
「人間関係」であると相場が決まっています。
「お金の問題」も人間心理にかかわる根深い特性を持っていますが、
なければなくても何とか生きていけます。
しかし、「人間関係の問題」が、お金以上に
根深いのは、どんなに煩わしくとも避けては
通ることができないからです。
日本にも、乱世と呼ばれる時代に、「世捨て人」と称して
人里離れた辺鄙なところに暮らす知識人が存在しました。
とはいえ、彼らもまったくの独りきりで生きていたわけではなく、
世捨て人同士でサロンを形成し、割と楽しくやっていたようです。
たとえ地球の果てまで逃げ続けたとしても、
つきまとうのが「人間関係」であり、
人に無上の幸福をもたらしてくれるのも、
また、「人間関係」ということなのです。