運を尊び、運を頼らず

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「僕は運命を信じない
のです。
ただ実力を磨くことだけを
信用しているのですよ。」

 

(武者小路実篤 小説家)

 

運命を信じるのは個人の自由だし、
運を尊ぶことは大事なことです。

しかし、運に頼り切って実力を磨くことから
逃げ続けるとしたら、
本末転倒と言わざるを得ません。

「神仏を尊び、神仏を頼らず」と語ったのが、
かの宮本武蔵です。

武蔵は、六十余度の真剣勝負に勝利して、
剣聖と呼ばれるほどの境地に達しました。

生きるか死ぬかの極限状態で
武蔵が頼みにしたのは、
神仏の加護ではありませんでした。

神仏は尊ぶべき存在かもしれませんが、
最後は己の実力次第である
と割り切っていたのです。

「人事を尽くして天命を待つ」とあるように、
神仏の加護は求めて得られるようなものでは
ありません。

やるべきことをやり切り、
何者にも依存していない人間の背中を
そっと後押ししてくれるのが、「神の助け」
というものです。

やるべきこともやり切っていない人間に対して、
背中を後押ししてくれるほど、
神は物好きでも寛容でもありません。

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