
「行動の予定を立てるときは、
常に余力を残すこと。」
(バーナード・バルーク 投資家)
タイムマネジメントの本などには、
「いつ」「どこで」「何を」するかを、
緻密にスケジューリングすることを勧めている
ものがあります。
自堕落な生活がスタンダードになっている人に
とっては、ガチガチにスケジューリングすることにも
意味があるかもしれません。
しかし、ある程度人生をデザインできる力が
ある人にとって、ガチガチなスケジューリングは
「百害あって一利なし」です。
なぜなら、ガチガチに隙間なく予定が詰まって
いると、想定外の「偶然」が入り込む隙が
なくなるからです。
たとえば、お気に入りのカフェでのんびりくつろいで
いるときに、「運命の人」との出会いが待っているかも
しれません。
しかし、同時刻にあなたがそのカフェにいたとしても、
ガチガチに詰め込んだ予定をこなしていたらどうでしょう。
チャンスは目の前を、空しく通り過ぎるだけです。
それに、ガチガチなスケジューリングは一見
「生産的」に見えますが、心身に疲労が蓄積
するので、かえって生産性が下がります。
仕事においても安定して成果を出せるのは、
適度に「遊び」を持っている人なのです。