
「もうよい。意地の悪い
運命の女神に悲しみの涙を
施して、これ以上
つけあがらせることはない。
我々を苦しめに来る者を
快く迎えてやれ。それに
平然と堪えている風を見せて、
逆にそいつを苦しめてやるのだ。」
(ウィリアム・シェイクスピア 劇作家)
運命の女神は、いじめっ子に似ています。
がっくりと肩を落とし、めそめそ泣いている人を
見つけると、さらに追い打ちをかけて苦しめます。
運命の女神は、嫌いな相手に対しては、
とことん冷たい一面を見せるのです。
逆に、何度叩きつけられても前を向いて
反撃のチャンスをうかがうような相手に対しては、
一目置きます。
運命の女神は、尊敬に値する人間には、
とことん寛大な一面を見せるのです。
下手に出てすり寄っていっても、
運命の女神は決してなびいてくれません。
運命の女神は、惚れた相手にしか
心を許さないのです。