
「友情というものは、
お互いに相手に対する
尊敬と親愛の念の
絶えざる持続がなければ
ならぬものである。」
(井上靖 作家)
友情に限らず恋愛も含めた
すべての人間関係は、
お互いに惹かれ合うものを
感じるからこそ成立します。
もしも、相手に対する興味が薄れたり、
自分が相手から飽きられたりすれば、
その時点で関係は終わりを迎えるのです。
長年にわたって続く友情や夫婦関係と
いうのは、惰性だけで続くものではありません。
お互いの絶え間ない努力があってこそ、
相手からの尊敬と親愛を勝ち取ることができるのです。
芸能人カップルの不倫報道などでは、
浮気していた方ばかりが一方的に責められて
しまいますが、浮気された方も
同時に責めを負わなければ不公平です。
なぜなら、関係を維持する責任は
2人が平等に背負っているものだからです。
とはいえ、その気もないのに、ダラダラと
関係を続ける必要はありません。
「愛さなきゃ」とか「好きにならなきゃ」と
頑張り始めるのは、愛や友情が終わりを告げた証拠です。
愛情と友情は、あくまでも権利であって
義務ではないのです。