命も名誉も地位も金もいらぬ生き方

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「濡れている者は雨を恐れない。
裸の者は盗賊を恐れない。」

 

(ロシアのことわざ

                   

 

「命も要らず、名も要らず、官位も金も要らぬ人は、
仕末に困るものなり。」
と語ったのが、かの西郷隆盛です。

「死ぬことも怖れず、地位も名誉も、
金すらもほしがらない人間は、
いかなる圧力や脅しにも屈することがないので、
大事を託すことができる人物だ」
という意味です。

 

しかし、私たちの周囲を見渡してみても、そのような人物は皆無です。

目の前に、「カネ」「名誉」「地位」
ぶら下げられると、たいていの人間は信念がぐらつきます。

仮に、「カネ」「名誉」「地位」
心を動かさなかったような豪傑でも、
頭に銃を突きつけて脅されでもしたら、
さすがにお手上げです。

 

唯一、「カネ」も「名誉」も「地位」も、
さらには「命」すら要らぬ人間だけが、
権力にも屈せず、死ぬことすら怖れません。

滅び行く薩摩士族と共に西南戦争に加わり
49年の生涯を閉じた西郷さんは、明治政府にとって
まさに脅威であり、始末に負えぬ存在だったのです。

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