
「乗り越えるべき障害が
大きければ大きいほど、
人生は大きく拓けます。」
(加藤諦三 心理学者)
人をダメにするものを1つだけ挙げろ
と言われたら、「ぬるま湯の環境」
と答えます。
ぬるま湯の怖ろしいところは、
浸りきっているうちに心身のキレを奪い、
頭をボケさせてしまうことです。
しかも一度ぬるま湯にはまってしまうと、
ほぼ自力で抜け出すのは不可能です。
そのくらいぬるま湯には中毒性があるのです。
とはいえぬるま湯を抜け出すチャンスが、
ないわけではありません。
1つ目は、誰か信頼できる人から
ガツンと叱ってもらうこと。
2つ目は、人生の大きなトラブルに
巻き込まれることです。
いずれにしてもショック療法以外に、
ぬるま湯から抜け出す方法は存在しないのです。
ここで目を覚まして谷底から這い上がろうと
決意する人は、十分に再起することが可能です。
乗り越えた困難の大きさが、その人を玉にします。
しかし哀しいことに、ほとんどの人は眠りこけたまま、
ぬるま湯の中で楽しい夢を見続ける人生を
選んでしまうのです。
ぬるま湯を自分で抜け出られないのは納得です。
私の場合で考えると、大きな困難に出会った後で、人生が好転していると思います。凡人なので、自分で抜け出すことはできなかったからですね。
そう考えると、人生の困難はウェルカムなのでは?
そう考えて乗り越えていけば、違う景色が見えそうですね。
ぬるま湯の環境…くれぐれも気をつけなければ…。