父の遺言

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「父が亡くなる直前、
私はどういう心境で
死に直面しているのか
と思い、『死ぬことが
怖くないか』と
訊ねたんです。
すると『死ぬことなんて
たいしたことじゃない。
お前らの相手をしなくて
済むと思うと気が楽だ』
なんて言うのです。
最高の遺言でしたね。
『死ぬってのはこんなものか』
と受け入れることができた。
どんな場面に出くわしても、
死さえ覚悟できる心意気が
あれば何てことはない。
この遺言が私を支えて
くれたんです。」

 

(桂三枝 司会者)

 

死は誰にも等しくやってきます。

しかも、「いつ」「どこ」でやって
くるか、誰にも予見できないところに、
人は恐怖を感じるのかもしれません。

たとえば、たまたま乗った飛行機が墜落して
しまうかもしれません。

あるいは、歩道を歩いてきたら暴走自動車が
突然突っ込んでくるかもしれません。

気をつけていたからと言って、100%
自分でコントロールすることができないのです。

であるなら、常に「死」にビクビクしながら
生きていても仕方が無いではありませんか。

むしろ、「いつ」「どこ」で死がやって
来るかもしれない、という事実を受容
した方が、もっと安らかに生きられる
かもしれません。

「死んだらどうしよう」と頭を悩ます
のではなく、「死んだら死んだで気が楽だ」
くらいに開き直った方が、生命力が湧いて
きて力強く生きられるのではないでしょうか。

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