
「長い目で見れば、『努力をしない天才』
よりも、『才能のない努力家』のほうが
多くのことを成し遂げる。」
(ジョン・ラボック 銀行家)
若いころのアドバンテージというのは、
持って生まれた才能(親から受け継いだ
遺伝子の力)がすべてです。
特に、若くして頭角を現すアスリートというのは、
生まれ持った運動神経、骨格、筋肉等、天性の資質がすべてです。
これは、芸術分野はもちろんのこと、学問的な分野においても、
同様に当てはまります。
しかし、才能だけではどうにもならないのが、
プロフェッショナルの世界です。
すい星のごとく現れる天才たちが、いつの間にか世の中から
姿を消していくのは、遺伝子の力に頼りきって、
自分を磨くことを怠った結果です。
資産家に生まれたドラ息子が、親の遺産を食いつぶして
しまうように、遺伝子に頼るだけの天才は、
いつしか才能を枯渇させてしまい、ただの凡人へと
落ちぶれてしまうのです。