
「本当の貧乏人一人に対し、
贅沢のための貧乏人は百人いる。
わずかな出費に注意せよ。
小さな水漏れが大きな船を
沈めてしまう。
安物買いで得した者が、
よく破産する。」
(ベンジャミン・フランクリン 政治家)
生活を楽にしたいとの思いから、
収入を増やすことを考える人は、
ついにお金の苦労から解放されることは
ありません。
なぜなら、収入が増えれば増えるほど、
それに比例して支出も増える、
という法則があるからです。
これを、パーキンソンの法則と言います。
確かに、頑張って収入を増やせば、
生活レベルは上がります。
しかし、稼いだ分が出て行くだけなので、
お金が残らないのです。
実際、結構な額を稼いでいる事業家でも、
お金の管理ができないばっかりに、
税金が払えず借金をしてしまう人がいる
のです。
手元にお金を残そうと思うなら、
稼ぐことを考えるより支出を抑える
ことです。
東京帝大の教授であった本多静六などは、
収入の四分の一を天引きする貯蓄法を
愚直に実践し、学者でありながら
財を築いたという実例があります。
お金を残したければ、稼ぐより貯めることです。